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2011年8月

2011年8月28日 (日)

パソコン改造に挑戦

以前にこの欄に書いたパソコンが、とうとうマザーボードを交換する事態となった。

この夏になって全体に動きがモッサリし、時々フリーズ状態(CPU使用率が100%に張り付いている)になることが多くなっていた。ネットサーフィンにもイライラするほどなので我慢の限度を超えている。

CPU温度をモニターしてみると、何とフリーズ状態の時には90℃前後まで上がっているのにビックリ。また、通常時も70℃近くになる。CPUクーラーのトラブルと考え、交換しようとケースを開けて、見つけたのが下記。CPUヒートシンクのリテーナーの一部(4隅のうちの1ケ所)が破損しており、CPUクーラーが部分的にCPUに対し浮いてしまったため、冷却効果が不十分になっていたことがわかった。

下記が改造前パソコン内部と、破損したリテーナー部(手前)

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幸いにも盆休みがまだ2日残っており、また前日にたまたま覘いたパソコンショップに交換候補のマザーボードがあったことを思い出し、これを機会にマザーボード交換にチャレンジすることにした。

これが購入した交換候補のマザーボードで、メーカーは現在のMSIと同じ、しかも型は現在のIntel 845より一つ上位ランクのIntel 865でありながら、CPU、メモリ等はそのまま流用可能(と考えられる)なのが魅力。

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全く同じマザーボードに交換すれば、まず問題なく再生可能なことは分かっているが、それでは面白味がほとんどないし、まず何より中古品のマザーボードがすぐ手に入るはずがないことより、再生へのとりかかりが間違いなく1週間遅れとなる。それに対し、本マザーボードならすぐ手に入り、メモリスロットが現在の2本から4本になるということも含め性能アップが期待でき、更にパソコン自作の練習にもなる等で大いに好奇心が刺激された。

もちろん、果たしてうまく組めるか、また組めたとしても動くかとの懸念、失敗のリスクはあるが、データは全てバックアップを取っているし、うまくいかねばこれを機会に最新のパソコンに買い替えるという奥の手もある。

ということで、交換にじっくり1.5日かけての仕上がりが下記。なお、1.5日にはマザーボード基板が大きくなっていたための、ケース本体への取付け部拡張作業も含んでいる。

下記がマザーボード交換後のパソコン内部

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早速、興味の一つだった元のHDDで作動するかを確認すべく、電源を入れてみると、無事、BIOSは立ち上がったものの、やはりシステムは起動せず。

予想していた結果ではあるし、OSのクリーンインストールからやり直すのも良いと考えていたので、さして落胆もなく、Windows XP CD-ROMを使って、作業を継続した。

その後も、画面の解像度が上がらない、ネットワークにつながらない、音が出ない、シャットダウンせず再起動を繰り返す…等々の問題があったが、ウィークデイの帰宅後に、ちまちまやることでいずれも何とかクリアできた。

続いて、各種ソフトウェア、プリンタードライバー等のインストール、メールデータの復旧等があり、これまた結構時間を取られたが、合わせて休日4日を含む1週間で完了。性能的にはビックリするほどの違いはないが、安定して動いており、CPU温度も無負荷時/負荷時=50℃/60℃となっている。

改善余地はまだいくらか残るが、今後その必要性が出たときに対応すれば良い状態まで仕上がった。

なお、今回の作業で、下記の2点は残念だったが、今後の楽しみとして残しておこう。

    メモリをこの機会に1GB*2から1GB*4に拡張しており、OS管理領域外メモリ活用にもトライしたが、本マザーボードは対応外のようで、3.5GB程度しか使えないこと。

    当初CPUクーラーのトラブルと考え交換用に購入したパワーアップ目的のCPUクーラーがマザーボード上の部品と干渉し、使えないこと。

今回の改造のための費用は下記。

・マザーボード 3,980(新品時のものと思われる10,710円の値札が付いている)

・メモリ              3,760(増設1GB*2)

今回の改造により、新品購入時のままで残っているのはパソコンケース、電源、ケーブル類だけとなった。

2011年8月 6日 (土)

バスタイムにNHK夜9時のニュースを聴くために +α

7/24以降、困ったことが起きていた。

それまでは夜9時のNHKニュースを聴きながら入浴するのが日課になっていたのだが、これができなくなってしまったことだ。

下記がこれまで使用していたお風呂用ラジオ。

Image1 

アナログテレビ放送の停波に伴い、FMラジオでテレビの音声を楽しんでいた人が、これができなくなって困っているとのニュース報道をご覧になった方も多いと思う。

この間の事情を正確に書けば、一般(日本国内向け)FMラジオは7690MHZの電波帯を聴けるようになっており、これまでもアナログテレビ放送(95.75MHZ以上)を受信することはできなかったが、海外仕様の電波帯対応の一部のFMラジオは108MHZまで受信が可能で、テレビのVHF13CH(107.75MHZ)の受信が可能だったことによる。この種のラジオは結構あって、私の場合には前述のお風呂用ラジオ以外にも、携帯デジタルオーディオを重宝していた。ニュース等であればテレビ放送の音声だけでも十分に中身は理解できるし、ラジオ専用放送ほどにうるさくないため(ラジオ局の方にはごめんなさい)かえって落ち着いて聴けるというメリットもあった。

やむなく、考えたのが下記。

1.防水&モバイルの地デジテレビを買う

2.防水で、ワンセグ受信機能を備えた携帯電話を中古でも良いので買う

しかしながら、ネットで調べたところ、いずれもそこそこの値段はするし、その割に元々風呂場ではメガネをかけないので近視の私にとっては画面があっても見えないのだから宝の持ち腐れ。

で、突然閃いた。

そうだ、FMトランスミッターを使ってみよう。

妻の車用に購入し、全くと言っていいほど出番のないFMトランスミッター(その後に購入したFMトランスミッター機能付きの携帯電話で、パソコンから転送・保存したmp3ミュージックを送信可能となっており、お役御免)、これまた眠っていた車の増設用シガーライターソケット、「いつかは役に立つかも」と電気製品廃棄時にも残しておいたAC-DCコンバーター等、必要な部品は全て揃っている。また、音源は時々寝る前の枕元等で活躍しているモバイルテレビが最適。

問題は果たして、車内用のFMトランスミッターで屋内で聴けるほどに電波が届くかということ!?

早速シガーライターソケットとAC-DCコンバーターを半田付けし、近くで試してみると、“聴こえる!”

そのままラジオを風呂場まで持って行っても、“思っていた以上に聴こえる!”

10m近い距離で、壁を1枚隔てているにもかかわらず、“以前のアナログ電波受信時よりも良く聴こえるのでは…”と言ってもいいレベル。

ということで、今回のトライは大成功。

いずれ、お風呂用の音声専用ワンセグ受信機が出るものと思われ、それまではこれで我慢することにしよう。

増設用シガーライターソケット、FMトランスミッター、モバイルテレビ

Image2

AC-DCコンバーター

Image5

[+α]

これまでケーブルテレビを介してテレビ電波を受信してきたが、以前にも書いた下記の理由で地デジ化と同時に魅力が薄れ、テレビ視聴契約を解約した。

1.ケーブルテレビ回線で直接届く電波は地デジのみで、受信機のBSCSチューナーが用をなさず、BSCS放送を見るにはセットトップボックスに頼る必要がある。

2.ケーブルテレビ会社によってはアナログ停波後もデジアナ変換サービスを行っているが、私の契約している会社にはこのサービスがない。

従って、通信業者等選択に関する自由度が拡大したことより、かねてから関心を持っていたネットの速度アップを本気で検討している。

この場合、ローカルな事情により現在の契約業者はネット接続速度アップのメニューを持っていないことより、契約変更とせざるを得ず、本ブログもその時点で終了となる。

ブログスタート時に考えた「同じような関心を持つ人の参考になれば…」の意図はほとんど果たせなかったように思われるが、1年弱の短い期間ながら自分の一断面について整理する機会を持てたことで勝手ながら了としたい。